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【Live Report】Minami Kuribayashi Concert Tour 2008 "dream link"

2008.10.17 Friday
Live/Event Report

栗林みな実さんの2008年ツアーの東京公演に行ってまいりました。
彼女のライブは前回のツアーから実に1年半ぶりに観れるということで、いろいろと楽しみな公演でした。
今回は入社以来の付き合いであり、今年のアニサマに参加した勢いで名古屋公演まで参加してきたきしょうくんと観てきました。
ライブの詳細については続きからどうぞ。

-Live Data-
開催日：2008年10月05日(日曜日)
会場：サンプラザホール
開場：17:00
開演：18:00
終演：20:30

この日は都内をウロウロして神田グリルで腹ごしらえをし、雨なんか降らないじゃんと天気予報をバカにしつつ中野へ。
先に会場についていたきしょうくんと合流し、近況からどうでもいい話をしつつ開場待ち。開場後もどうせグダグダ入場になるのでしばらく外で待って、人が少なくなってから中へ。Lantisのフリーペーパーで時間をつぶしているとブザーが鳴って開演となりました。
まずはセットリストをば。

-Set List-
01.dream link
02.Love Jump
03.Dream☆Wing
04.Rain Rain
05.ひとことだけの勇気
06.wonderful worker
07.sweet passion
08.United Force
09.unripe hero
10.輝く時空が消えぬ間に
11.桜時計
12.涙の理由
13.風と星に抱かれて…
14.Interval -Dance Performance-
15.Next Season
16.BUT,metamophosis
17.divergence
18.Crystal energy
19.Precious Memories
20.eternity
-Encore.01-
21.passage
22.Rumbling hearts
-Encore.02-
23.Shining☆Days

スタートはアルバムのタイトル曲であるdream linkから続けてLove Jamp、Dream☆Wingの3曲でした。
dream linkはElements Gardenの美しいストリングスに飯塚昌明さんのクールなギタープレイがぶつかるサビが印象的で、歌詞も好きなので生で聴けたのは嬉しいですね。特に座席がステージに向かって右前でギターの飯塚さんが目の前だったので、みな実さんがステージの左端のほうに行ったときはずっと飯塚さんを観てましたｗホント、クールに魅せてくれます。ただ、欲をいえばストリングスも生演奏でやって欲しかったです。その後のLove Jumpでは赤いサイリウムで開場が染まってステージと客席の一体感を楽しむことができました。

MCを挟んでRain Rain、ひとことだけの勇気、wonderful workerの3曲。メッセージを伝える感じが強い構成で良かったです。wonderful workerは仕事してる身にはいい刺激になりますね。

ダンサーが登場してsweet passion、United Force、unripe hero、輝く時空が消えぬ間にとロック色が強い4曲構成は僕としては公演中のMVP。sweet passionは艶やかなパフォーマンスにPower Vocalが文句なしに決まってました。unripe heroはカッコイイの一言。激しく攻めたあとの輝く時空が消えぬ間にでしっとりと締めてまったりパートへ。

桜時計、涙の理由、風と星に抱かれて…とバラードを3曲。
桜時計はパーカッションが入っていたためアコースティックver.となりました。座って落ち着いて耳を澄まして…非常にいいシーンでございました。ただ個人的には風と星に抱かれて…までは座って聴いていたかったです(´A｀；

それからインターバルへ。
ダンサーのパフォーマンスは少し短すぎた感じでしたが、まぁインターバル扱いなので仕方ないでしょう。

インターバル明けはNext Season。元はストリングス全開な曲ですが、バンドアレンジで新しい味が出てました。ただ、シーケンス(というかオケ)とバンドの演奏がズレていた箇所があった気がします。好きな曲だったのでここは惜しかったです。

後半はBUT,metamophosis、divergence、Crystal energy、Precious Memoriesと続けて4曲。今まではあまり印象に残ってなかったのですが、BUT,metamophosisはライブ向きの曲で僕の中では印象がガラっと変わりました。CDで聴くよりすごくいいです。Precious Memoriesでは懐かしさがこみ上げました。
そして最後にeternity。壮大な曲構成なので締めくくりには合いますね。直前のMCと重なる部分もありました。

アンコールでは衣装チェンジなし(ってことは2回ある)でpassage、Rumbling heartsの2曲。
みな実さんといえばこの曲Rumbling heartsです。何度聴いてもいい曲ですよ。予感的中な2回目のアンコールはShining☆Daysでした。前回のツアーからさらに磨きがかかった振り付けに注視してましたｗ
そんなあっという間の2時間半でした。

公演を通して思ったことは、まず第一にみな実さんのVocalistとして成長を感じました。前回のツアーの時よりも力強い声を出せるようになっていました。その証拠にsweet passionやunripe heroなど誤魔化しの利かないような曲では以前は無理をしていた感がありましたが、文句のつけようのないくらいしっかりと歌い切れていました。
後半少し声が詰まったり、高音でブレてしまう場面がありましたが、逆に気になったのはそこだけで、前日に大阪公演があったことも考えれば素晴らしいパフォーマンスであったと思います。

欲を言えばMCがもう少し上手になれば…と言いたいところですが、あれは明らかに客席の一部から場にそぐわない言葉を飛ばしているほうに問題があると思います。トークライブではないのですからMCの冗長化はどうかと。
苦言ついでにもう一つ、関係者席のほうに反応して盛り上がってしまう現象や開場待ちで常識ハズレな行動を取る(公衆の面前でヲタ芸とか)のも理解できませんね。ほんの一部ではあるんですが、だからこそ目につきます。
また個人的にはバラード系の曲は極力着席してサイリウムも使わずにただ曲に集中して欲しいなと思うのですが、ここは考え方の違いや既に根付いる習慣があると思いますので一個人の意見として書き留めることにします。

ただ変な人もいれば、ファンの鏡というべき人たちもいるわけでして。
Love Jumpで魅せた客席のサイリウムの色を統一しての応援は非常にいい応援スタイルであったと思います。ファンがアーティストを成長させるとはよく言ったものですが、こちらのみょんさんによる「Love Jump」を紅に染めよう！という応援企画はファンとして何ができるかをしっかり考えられていますね。それに多くの方々が賛同されているところをみると、ファンの活動としては非常にいい傾向にあると思います。こういう人たちがいる限り間違った方向には進みませんから。逆に僕のライブでのスタンスはとにかく観る、聴くに集中するというもので、今回もサイリウムを振ることはなかったのですが、これは申し訳なかったと思います。

最後に個人的な雑感ではありますが、Precious Memoriesを聴いた時にある違和感を覚えました。最近はElements Gardenや齋藤真也さんなどが曲を手がけることもあり、またみな実さん自身の中でも何か強い影響を受けたのか、2年くらい前(それ以前)の楽曲と比べて音楽性が変わってきてるように思えます。僕はアーティストとして幅が出てきていい傾向だと捉えていて、今後の活躍が楽しみになりました。
僕としてもここ数年でいろいろな音楽を聴くようになって好みが変わってきてる部分もあるでしょうけど、BUT,metamophosis以降の曲をよく聴いていたり。今回のライブをステップに今後の活躍を期待して、この場を締めることにします。

栗林みな実さんはじめバンドメンバーやライブスタッフの方々、参加されたファンの方々、ご一緒したきしょうくん、本当お疲れ様でした。